針葉樹特殊合板

地球環境への負荷が高まる中

温暖化をはじめとする様々な問題が取りざたされ、各分野での対応する技術開発が急務とされています。

建材・建具・家具分野では

森林の保全と関連産業の育成を図るため、植林樹間伐材の利用に国や地方自治体は研究・技術開発および製品の利用を促し、支援してまいりました。
長年にわたり関連団体・企業もこの取り組みを行ってまいりましたが、間伐材の使用量は、その森林の育成に伴う人・物資・山道などの投資・設備を担保する対価に至らずむじろ衰退し、荒れ放題の森林は、CO2ストックの機能低下、花粉の大量発生や蝕む害虫の増産と、様々な問題が累積されるに至っております。

これまでの間伐材利用とその技術(合板・集成材)

1.合板

針葉樹間伐材合板は、極端にひび割れや節などが多く、室内の内装材や家具には不向きとされ、構造の合搬として一部使用されるのが主流です。

2.集成材

物性、安定性など耐久性に欠けています。広葉樹では一般に利用されますが、針葉樹ではさらに使い勝手が悪いとされています。

3.この問題を解決し、利用の拡大を図る取り組みの技術革新と到達点

平滑性の期待できる集成材を圧縮し、物性安定性を高めた、圧縮集成材が作られました。
近年では、その表面をさらに硬くする強化ウレタン塗料なども、各社で開発されました。
しかし、両技術での改善を持っても、十分な耐久安定性(反りや凹凸・クラックなどの不具合)は解消するには至らず、異様に高額な生産コストが商品価格に反映し、市場性に劣り、硬くなったとはいえ、テーブルなどの水平面での利用には不十分でした。

針葉樹特殊合板

クリーンケレス化粧板(MDF+印刷紙)は高物性・多機能の環境化粧板として、学校・オフィス・医療・介護など様々な分野で利用されてまいりました。
この技術を針葉樹合板に付加転用し、針葉樹特殊合板を開発いたしました。

  • 合板を利用することで、耐久・安定性を実現いたしました。
  • ひび割れ・節などは特殊製法により、平滑性をつくり出しました。
  • 表面強度は、特殊強化塗装により水平面使用に耐える物性を持たせました。

さらに…

  • 従来、樹脂板や塗装では成しえなかった、アンチスリッピング機能を搭載し、筆記具や消しゴムでの原稿の滑りを緩和しながら、触感はサラサラし、人体の汗や油でのベタツキ感を大幅に軽減します。
    (表面にミクロン単位の凹凸を形成させております。)
  • 木質の持つ自然な風合いが、塗装で損なわれないように配慮いたしました。
  • 光触媒酸化チタンによる抗菌機能→感染症対策
  • 光触媒酸化チタンによる消臭機能→VOC対策
  • 樹脂版を使用しないため、ゴミ分別対応にも貢献します。

このクリーンケレス針葉樹化粧合板は、これら自然環境および室内環境の対策、製品の耐久性および強度、使用者の作業性の向上、意匠面での情緒感など、化粧版で成しえる形を追求いたしました。

用途・活用事例


介護福祉施設 食堂

介護福祉施設 ワークスペース

学校 食堂

強度は落ちますが、コストの低い垂直面材も同時に開発いたしました。

標準在庫表・販売条件等

ヒノキ合板

表面仕様 サイズ・厚み 用途
3×6 9mm 3×6 12mm
クリーン塗装※光触媒 水平面
ウレタン塗装 垂直面

※クリーン塗装につきましては、クリーンケレスボードをご参照ください。

ヒノキ・スギ突き板

表面仕様 サイズ・厚み 用途
クリーン塗装※光触媒 3×6 12mm
ヒノキ突き板(基材 ヒノキ合板) 水平面
スギ突き板(基材 スギ合板) 水平面

※クリーン塗装につきましては、クリーンケレスボードをご参照ください。

お問い合わせはこちらから